「問いかけ」次第で日本人は変わる

日本人が行動を変えるヒントは「問いかけ」にあります。問いかけを変えていくことで、人の行動も変わっていきます。IDEOには「How might we…」(=どうすれば私たちはそれができるか)という課題の発見方法があります。

トム・ケリー氏●1991年、兄のデイヴィッドとIDEO設立。社団法人Japan Innovation Network理事。著書に『クリエイティブ・マインドセット』など。

「How」の部分は「どうするか」と同時に、それが常に改善が可能なことを前提として、どう実現していくかを表しています。「might」に関しては、「How」に対して一つの確定的な答えがあるのではなく、無数の可能性があるということを示しています。最後の「we」という部分は、1人の話ではなくて、みんなで連携してプロジェクトを進めることを意識するということです。この「言葉」を実践していくことで、より自由な発想が生まれる文化をつくりだせる。今では多くのシリコンバレーの企業で使われている手法です。