東京、大阪、神奈川の子の道徳力は低い

この方式で、47都道府県の小6児童の道徳意識を測る総合スコアを出し、ランキングにしてみました。表2をご覧ください。

表1からも予想できますが、トップはダントツで秋田です。道徳意識スコアは0.968で、満点の1.0に近い水準なり。2位は山梨で、3位は宮崎となっています。

秋田は小6児童の通塾率が全国で最も低いのですが、その分、家でのお手伝いの実施率や地域行事への参加頻度などが高くなっています。こうした生活の「均衡」が、他者への共感(貢献志向)を育んでいるのではないか。お手伝いをする子どもほど、道徳感・正義感が強いというデータもあります(国立青少年教育振興機構『青少年の体験活動等に関する実態調査』2014年度)。

私の郷里の鹿児島は、ちょうど中間の24位です。もっと上位かと思いましたが、この辺なのかなあ。中学の頃はとても厳しくて、挨拶を怠っただけで酷い目に遭わされたものですが。

首都の東京は40位で、神奈川や大阪といった他の大都市県はワースト5位に入っています。

都市化のレベルと関連があるみたいで、2010年の人口集中地区居住人口率との相関係数を出すと-0.504となります(統計的に有意)。都市県ほど、子どもの道徳意識が低い傾向にあると。

それと気になるのが、ワースト2位が福島と宮城であることです。

2011年3月の東日本大震災の影響でしょうか。震災が子どもの健康(肥満、喘息)に影響しているといいますが、メンタルにも影を落としているとしたら、ただならぬ事態です。