相談者の悩みの答えは相談者の心の中に

金融商品選びも含め、「消費」という「お金の使い方」は、その人の行動の表れです。つまり、生活スタイルが大きく影響するもので、少しオーバーにいえば「生き方」そのものなわけです。ここを決定づけているのは、どんな理論でも理屈でも法則でもなく、当人のココロです。統計的な確率は存在しても、目の前の相談者がそれに当てはまるかどうかは別。絶対的に目の前の相談者の答えは、相談者のココロの中にあるものです。

逆にいえば、相談者側も専門家に「答え」を求めないようにした方がいいでしょう。

本来、その必要もありません。自分の答えを見つけることが大事です。残念ながら、「わかりやすい」手法が必ずしもあなたの家計管理に役に立つとは限りません。これだけ情報が多いと、そこはご自身で見極めないといけない時代です。

人に個性があれば、当然に家計にも個性があります。

わかりやすさを安易に受け入れるよりは、遠回りでもじっくり考えて、ご自身に合った家計管理の方法を、実践しながら見つけてほしいなと思います。消費はあなたの「ココロ」しだい。ということは、その改善方法もあなたの「ココロ」しだいなのです。

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