1958年、高度経済成長の幕開けの年に生まれた東京タワー。巨大な形状がのびゆく時代を思わせた。時の積み重ねを経て、いま「成熟」を見せる――。

生まれて初めて東京タワーに上ったのは、小学校に上がるか上がらないかくらいのころ。当時、僕の家は大家族で、同居していたおばあちゃんと若いおじさんが僕と弟を連れ出してくれることが多かった。おそらく東京タワーに行ったときもそうだったのだと思う。