周囲の人間がサイコパス的だったらどう行動すべきか

――自分の上司がサイコパス的であり、その悪い面が出ていたら、どのような態度で接する必要がありますか。また、どのようにすれば上司から評価され、仕事がスムーズに進むようになるでしょうか。

まず最初にやるべきことは、その上司がサイコパス的であることをはっきりと認識することです。彼らはあなたが間違っていなくても、あなたに罪悪感を覚えさせるのがうまい人です。

次にすべきことは、その上司があなたの同僚をどのように扱っているかを見て、自分に対する扱いと比較することです。自分が同僚よりも悪く扱われていることがわかった場合は、自分が弱い人間であると見られないようにすることが大事です。サイコパス的な上司は、部下の弱さに付け込み、いじめるからです。自己主張をはっきりすることも大事です。

あなたは弱い人間ではないということがわかると、その上司はあなたをいじめるのをあきらめて、別の人に移ります。

もしその上司がCEOのような、人を解雇する権力を持っている場合、残念なことですが、勝ち目はありません。まさに頭の上に「斧」が降りてきます。

――自分の会社の社長がサイコパス的であり、会社全体に悪い面(不正会計や無謀な投資)が出ていると感じた場合、どのようにすれば止めることができますか。

一つの方法は、理事会や取締役会など、そのCEOよりも権力がある組織に介入してもらうことです。金融危機などが生じる原因の一つは、まさにサイコパス的なトップの悪い面です。

――取引先の人間がサイコパス的であった場合、不利な取引を強いられることを避けるには、どうすればよいでしょうか。

それはそれほど難しいことではありません。まず、相手が自分を操ろうとしている、ということに気づくことが重要です。彼らは自分の目的を達成するために、嘘をつきます。一旦相手がサイコパス的であることに気づけば、相手の言うとおりにしなければいいのです。