海外、特に欧米の街を訪れてファインダーをのぞき、「おや」と違和感を覚えた経験のある人も多いだろう。その違和感の正体は、電柱・電線である。私たちにとって「地上にあるはず」のものは、世界的に見れば「地中に埋められて当然」のものなのだ。小池百合子氏も「日本の常識は世界の非常識」と断ずる。
小池百合子(こいけ・ゆりこ)
衆議院議員。1952年、兵庫県生まれ。カイロ大学社会学科卒業。アラビア語通訳を務め、『ワールドビジネスサテライト』などでキャスターとして活躍。その後政界に転身し、環境大臣、女性初の防衛大臣などを歴任。現在「無電柱化小委員会」委員長。著書に『女子の本懐』などがある。
衆議院議員。1952年、兵庫県生まれ。カイロ大学社会学科卒業。アラビア語通訳を務め、『ワールドビジネスサテライト』などでキャスターとして活躍。その後政界に転身し、環境大臣、女性初の防衛大臣などを歴任。現在「無電柱化小委員会」委員長。著書に『女子の本懐』などがある。
本書では、電柱林立状態の日本の現状と無電柱化への取り組みが、小池氏と社会経済学者・松原隆一郎氏によって語られている。
「日本の春を美しく彩る桜の木は約3500万本と言われています。しかし、それとほぼ同数の3552万本(平成24年)の電柱・電信柱(以下、電柱)が日本中に林立し、景観を乱しています。また、電柱はただでさえ狭い日本の道路で人々の安全な通行を妨げ、災害時には倒壊によって避難や救助の道を塞ぎます。阪神・淡路大震災、東日本大震災を経験し、東京オリンピックを控えた今だからこそ、景観の確保と防災への備え、両方の観点から『無電柱化』を進めるべきなのです」
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(邑口京一郎=撮影)


