多くの企業でとりいれられている「クロスファンクショナルチーム=CFT」。利害が必ずしも一致しない個人を束ねるにはどうしたらよいのか。1つの答えは、「協力せざるをえない」状況をつくりだすことだ。

多様な個人を寄せ集めて1つのチームとして活動させるのは容易なことではない。強烈な縄張り意識、集団の業績ではなく個人を評価する報奨体系、買収や合併や事業再編で生まれた不信感など、障害は多い。だが、企業が革新的なアイデアを生み出す手段としてあらゆるレベルの部署横断的なチーム(CFT)にますます頼るようになっている今日、チームが提供できる新鮮な視点を活かすことは、かつてないほど重要になっている。

チーム活動の障害を克服し、普通はあまり協力することのない人々を1つのチームとして団結させるにはどうすればよいのだろう。「ぜひとも立ち向かってみたくなる魅力的な挑戦を彼らに与えればよい」と、経営コンサルタントのパトリック・マッケナとデビッド・マイスターは、『初めてリーダーとなる人のコーチング:チームの力を引き出し、個人を活かす23章』(日経BP社)で述べている。