ノーベル賞受賞者の発見、発明を見てみると、意外なほど多くの偉業が、実は他の目的で進めていた研究から、偶然発見されていることがわかる。ひとつの夢の実現にこだわるあまり、周りのことに目がいかなくならないよう注意が必要だと阪南大学国際コミュニケーション学部教授・博士(臨床教育学) 寿山泰二教授は言う。
「正面ばかり見ずに、周りも見ることです。面白いものが落ちているかもしれないし、協力者が手を振っているかもしれません。また、まっすぐ目標に向かって歩いていてもなかなかたどり着けなかったのに、回り道をしたからこそ思わぬ別ルートでたどり着けるという場合もあります」
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