会社というものは機械の部品を交換するように「悪い仕組み」を「いい仕組み」に取り換えればその瞬間からうまく動きだすような、単純なものではない。
トップの姿勢が会社の命運を決める
リヴァンプの場合、クライアント企業の再生をお手伝いすると決めたら、まずは徹底的に現場を理解するところからスタートする。クライアントがレストラン・チェーンなら、ピーク時間帯の11時半から13時半の間、十分なサービスを提供できる人員配置ができているかといった、極めてベタなところを調査していく。問題点の洗い出しができたら、それをテーブルの上に乗せて社員と一緒に議論しながら改善策を探っていく。効果が出なければ、再び議論をする。
リヴァンプ代表取締役 澤田貴司氏
企業再生とは、こうしたいかにも地道な作業を何度も何度も繰り返すことによってようやく達成されるものであり、いきなり業績を改善してしまうような、そんな魔法のような仕組みなどこの世に存在しないのである。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
