トップの日程が1分ずれるだけで現場の士気は低下する

小泉純一郎総理の日程をどう組むか。それが首席総理秘書官であった私の重要な役割でした。小泉官邸のスタッフは合計10人。私のほかは中央省庁から派遣されてきた4人の事務秘書官と5人の参事官で、彼らの後ろには霞が関3万人の官僚が指示を待っています。

<strong>飯島勲</strong>●1945年、長野県辰野町に生まれる。小泉純一郎元首席総理秘書官。現在、松本歯科大学特任教授・駒沢女子大学客員教授。国民的行事やライバル企業の動向を見極めずに、自分たちの都合だけで日程を決めることに警鐘を鳴らす。
飯島勲●1945年、長野県辰野町に生まれる。小泉純一郎元首席総理秘書官。現在、松本歯科大学特任教授・駒沢女子大学客員教授。国民的行事やライバル企業の動向を見極めずに、自分たちの都合だけで日程を決めることに警鐘を鳴らす。

日程づくりのため、私は自分のデスクの上にB4判の日程表を置き、10人共通の公開型にしました。