経営者300人以上を取材し、日本の社長の実像に迫る國貞文隆氏とシリーズ50万部『100円のコーラを1000円で売る方法』の著者・永井孝尚氏が語り下ろす最強のタイムマネジメント。今日からできる「賢者の知恵」が満載!
永井さんからのアドバイス
私は会社勤めをしながら本を書いていたのでここ数年間は2日以上続けて休んだことはほとんどない。丸1日休むことは年に数回あるが、何かをしていることがほとんどだ。ただ、休日の朝は、平日の疲れを取るためにも、普段と比べればゆっくり起きている。
そもそも平日にあまり疲れを溜め込まないように心がけることも重要だ。人によって体質は違うだろうが、私は平日は6時間以上寝るようにしている。それでもつらいときには、平日に早く寝て遅く起きることもある。私が勤務していた会社はコアタイムが10時からなので、普段7時に出社しているのを10時にずらすのだ。朝時間が習慣化していると、いつもよりゆっくり出社するだけでも疲れが取れてしまうのだ。朝時間の利点の一つだ。それから、疲れたからといって、滋養強壮剤やコーヒーを飲んで頑張るのは反動がくるからおすすめしない。疲れを取る方法は寝るしかない。
國定さんからのアドバイス
仕事上手な人は、息抜きを非常に大事にしている。ライフネットの岩瀬大輔社長がリップルウッドにいた頃、午後2時か3時になるとプールに行ってひと泳ぎして、それから仕事に戻っていたという話を聞いた。
息抜きだからといって、社長たちは休日、だらだら遅くまで寝ているわけではない。休日であっても早起きする人が多いのだ。確かに自分の時間という観点でいえば、金曜の夜よりも土曜の朝のほうが大事なわけだ。遅くまで酒に付き合うよりも、休日の朝に読みたい本を読んだほうがためになる。