「不良」長寿への7つの習慣とは

――NK細胞の働きが活発な人と、不活発な人。具体的にはどれくらいの違いが出るのですか。

【奥村】目安をいいますと、日本人が10人いれば2人くらいはNK細胞の活性が低い人です。風邪をひく回数でいえば、年に2~3回以上なら「多い」といえますが、NK細胞の活性が低い人はこれに当たります。10年ほど経過を見れば、この2割の人はNK細胞の働きが活発な人に比べて発癌率も高くなるでしょう。

佐賀県・有田町における実証試験でヨーグルトをつくるために使用され、NK細胞を活性化する1073R-1乳酸菌。
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佐賀県・有田町における実証試験でヨーグルトをつくるために使用され、NK細胞を活性化する1073R-1乳酸菌。

では、どうやってNK細胞を活性化させるのか。一番いいのは笑うことです。おかしくなくても、1日1回ワハハと笑う。そうして頭の中を「白く」する。言葉を換えれば、頭の中の切り替えをするということです。そうやって定期的にストレスを開放することが大事なのです。

その意味では、喫煙で気分転換するのも効果的です。日本人の年間の自殺者3万2000人のうち約2000人の生活習慣を調べたところ、タバコを吸う人はいなかったという調査結果もあります。喫煙の害よりも益のほうが大きいと私は考えています。

また、NK細胞は食事によっても活性化できます。たとえば乳酸菌や納豆菌、キノコです。食べやすさや活性化効果を考えると、乳酸菌(1073R-1乳酸菌)を多く含むヨーグルトが優れています。

――先生は「『不良』長寿」を提唱されています。生真面目に生きるよりも、少し心に余裕を持って生きたほうが免疫力は上がるということですね。

【奥村】そうです。「『不良』長寿への7つの習慣」といっているのですが、次のようなことを心がけたらいいと思います。

(1)仲間を大事にする、(2)異性にときめく、(3)よく笑う、(4)夜遊びはしない、(5)いつも能天気に構える、(6)食事は何でもほどよく食べる、(7)運動は根を詰めずにちんたらとやる。これですよ(笑)。

(面澤淳市(プレジデント編集部)=インタビュー・構成 永井 浩=撮影)