“人類最大の激痛”と表現されるのが「群発頭痛」。これまで慢性頭痛といわれていた機能性頭痛が、今日では「一次性頭痛」と呼ばれるようになり、群発頭痛は片頭痛や緊張型頭痛とともにその頭痛の仲間である。

その中の重症片頭痛と群発頭痛の治療薬として使われている「スマトリプタン」の在宅自己注射療法、いわゆる「自己注射」が2008年から保険適用となっている。

たかが頭痛ではない――。群発頭痛の患者の中には、痛さに耐えきれず、自殺した人もいる。また、重症片頭痛では寝ているときに片頭痛の発作が起こることがあり、そのときは嘔吐することもある。胃腸の運動がストップするのでスマトリプタンの錠剤はもちろん、点鼻薬でも効果はあまりない。だから、それらの患者からは自己注射が待たれていた。