自宅につくる英語の部屋

記憶には3種類あります。言語による記憶、視覚による記憶、運動記憶です。どれが得意でどれが苦手かは人によって異なります。

他人の言った内容はよく覚えているが、会話した場面や状況をあまり記憶していないのが言語タイプ。教科書や資料の内容を、言語としてより映像的に把握しているのが視覚タイプ。腕立て伏せをしながらのほうがよく覚えられる人もいます。逆に、ダンスが苦手、運動音痴という人は運動記憶が弱い人です。

脳そのものの特性に加え、こうした自分のタイプを知ることで、効率よく記憶力の鍛錬ができます。その手法として、端的なものを下に7つ掲げます。

◎脳番地を刺激する「記憶力アップ」7つの手法

▼互いに無関係な知り合いの共通点を探す
→知人・友人から無作為に選んだ2人の共通項を探す。記憶で大切な「情報の関連づけ」を行う。

▼1日20分の「暗記タイム」をつくる
→デッドラインを明確にすると、脳はそこに間に合わせるように働く。通勤・散歩中や就寝前に。

▼新語・造語を考えてみる
→何かを暗記するときよりも、記憶系脳番地を刺激する効果がある。

▼朝、前日に起きた出来事を3つ思いだし、覚えておく
→記憶を手繰り寄せる作業が記憶系脳番地を刺激。いったんノートに記録するなどして数日後に検証。

▼日曜日、翌週の予定をシミュレートしてみる
→自分の中に「理想像」をつくって行動することが記憶系脳番地の発達に影響。

▼その日のベスト&ワースト発言を選ぶ
→発言を振り返りつつ関連情報を掘り起こすことで、記憶系脳番地を活性化。

▼ガイドブックを持たずに旅行してみる
→行きたい場所の情報を優先的に覚える「したい思考」は、ガイドブックをなぞる「させられ思考」より格段に効果アリ。