TOEICは、公平性を保つため、採点や問題作成に関しては非公開の情報も多い。しかし試験である以上「対策」は必ず存在する。あなたが知らないTOEICの真実と裏ワザを教えよう。
日本より受験者数が多い韓国を意識している結果である。英語における「f」の音は、日本語にも韓国語にも存在しない。例えば「festival」という単語は、日本語にすると「フェスティバル」の「フ」。ハヒフヘホで置き換えている。同じように韓国人も「f」の音を置き換える。置き換えた先は「p」の音で、パピプペポである。その結果として、「コピー」と「コーヒー」は英語では違う音なのに、韓国語のシステムに変換すると両方とも「コピー」。「ヒ」の音が「ピ」になるのだ。
そのため、TOEICの問題の中には、リスニングセクションで、「コーヒー」と「コピー」という単語が、選択肢や設問の中に混ぜられることがある。それによって韓国人の聞き取り能力を試そうとしているのだ。(ヒロ前田氏談)
ヒロ前田(ひろ・まえだ)
TOEIC受験指導のプロフェッショナル。受験回数は85回以上。検証目的で受験しているため、取得スコアは15点から990点と幅広い。著書に『TOEICテスト900点。それでも英語が話せない人、話せる人』など多数。
TOEIC受験指導のプロフェッショナル。受験回数は85回以上。検証目的で受験しているため、取得スコアは15点から990点と幅広い。著書に『TOEICテスト900点。それでも英語が話せない人、話せる人』など多数。
(撮影=相澤 正)