突発的なトラブル、予想外の仕事……余裕がないと些細なことでテンパってしまい、取り返しのつかない事態を引き起こすこともある。今の自分の「心の余裕」具合をチェックしてみよう。
写真=AFLO

同じ苦境に立たされても涼しい顔で乗り越える人とテンパる人がいる。この差はどうして生じるのか。西多昌規さんに解説してもらおう。

「テンパるとは一般的には心に余裕のない状態を指しますが、脳からすると外部からのストレスに適応しようと必至に頑張っている状況です。踏ん張りがきくかどうかは脳の適応力次第。これに関わるのが、第一に遺伝的要因です。親がテンパリやすいと、その形質は子どもにも受け継がれる。ただし、絶対ではなく、怒りっぽい親を反面教師にして本人は泰然自若としているケースも少なくありません」

遺伝子に加えて、食事を含めた生活習慣も、脳の適応力を大きく左右する。なかでも、影響が大きいのは睡眠。寝不足による脳への悪影響の一つ、セロトニンの生成が阻害される点は見逃せないと西多さんは指摘する。