世界に広がるMOOC講座
興味のある分野なら、英語も楽しく学べるはず!

◎edX[エデックス]https://www.edx.org/
ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学がそれぞれ30億円を出資して共同設立した非営利教育機関。世界各地31の名門大学が170以上の講座を提供している。日本からは京都大学がこの4月から化学の講座を英語で配信。字幕システムなどが充実していて、英語学習にもっとも適している。

講座名:Justic/ハーバード大学
【カテゴリー】倫理学【期間】12週間(週約2時間の学習)【教授名】マイケル・サンデル
「ハーバード白熱教室」で知られるマイケル・サンデルが、多数を救うために少数犠牲は正しいか、帰結主義などを議題にする。著書『これからの「正義」の話をしよう』を読みながら受講すれば、英語の理解力も高められそうだ。

講座名:Sabermetrics 101: Introduction to Baseball Analytics/ボストン大学
【カテゴリー】統計学、スポーツ【期間】6週間(週8~10時間の学習)【教授名】アンディ・アンドレ
野球の記録データのコンピュータ分析法。データを援用しながら、打撃や投球における野球技術について客観的知識を探求しながら話し合う。計算、統計、分析などのスキルを要し、修了生はMLBの運営、分析部門などでも活躍している。

講座名:The Chemistry of Life/京都大学
【カテゴリー】化学【期間】15週(週約3時間の学習)【教授名】上杉志成
米国の医科大学で10年ほど准教授を務めた日本のケミカルバイオロジー分野の第一人者、上杉教授の「生命の化学」。授業は、日本人が発する英語という点ではヒアリングがしやすいはず。日本で初めてedXに参入した講義。

講座名:Introduction to Public Speaking/ワシントン大学
【カテゴリー】教育学、社会科学【期間】10週(週3~5時間の学習)【教授名】マット・マクガリティ
英語のスピーチを行うためのスキルを習得するための講座。実践的なスピーチスキルを、ユーザー同士の対話を交えながら学ぶ。スマートフォンやデジタルカメラで自分のスピーチ動画を撮影し、受講者同士批評し合うことも。

◎Coursera[コーセラ]https://www.coursera.org/
スタンフォード大学の教授らが創業したベンチャー企業で、世界各地108の教育機関が620以上もの講座を提供。世界中のMOOCの半数以上を配信している巨大団体。カフェなどでオフ会を開き一緒に学習する受講生はコーセリアンとも呼ばれる。東京大学も配信協定を締結。本年度は4講座を予定。

講座名:The Music of the Beatles/ロチェスター大学
【カテゴリー】音楽【期間】6週間(週2~4時間の学習)【教授名】ジョン・コヴァック
ビートルズの音楽的発展の軌跡をなぞりながら、楽曲を生み出すうえで影響を受けた当時のレコーディング技術や音楽業界、1960年代のカルチャーにも触れる。伝記本やインサイダー本または曲解説本などの参考資料にも注目である。

講座名:Warhol/エディンバラ大学
【カテゴリー】アート、人文科学【期間】5週間(週1~3時間の学習)【教授名】グリン・デイヴィス
アンディ・ウォーホルの人生と作品を、セレブリティ、セックス、お金、死、そして時間をキーワードに理解を深める。ウォーホルの仕事を包括的に紹介し、なぜ世界的に重要なアーティストとして影響を与え続けているのかを追求する。

講座名:Algorithms: Design and Analysis, Part 1/スタンフォード大学
【カテゴリー】コンピュータ【期間】6週間(週5~7時間の学習【教授名】ティム・ラフガーデン
アルゴリズムの基本講座。「クイックソートって、なんでそんなに速いの?」「ソーシャルネットワークについてグラフアルゴリズムからわかることは?」「小学校の先生はなぜ2ケタの掛け算に最適なアルゴリズムを教えてくれなかったのか?」など。

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