フェーズ2.無気力期(第4週~第7週)

最初の3週間をなんとか乗り越えた第4週目から7週目の時期は、モチベーションに波が出てきます。

これはフェーズ1:禁欲期に存在した「やめたい!」という初動エネルギーがなくなってきた結果です。よって、このフェーズ2:無気力期に大切なことはモチベーションを再度高めること、そして禁欲期の経験をもとに、最も自分に合った行動パターンを作り上げることです。

禁欲期での成功例を振り返り、自分なりの成功のパターンを作りあげましょう。

[対策1]必勝パターンを決める
禁欲期にうまくいった日とうまくいかなかった日があったと思います。そこで、3週間の記録を振り返り、どうすればうまく続きそうか、必勝パターンを見出しましょう。

[対策2]例外ルールを作る
パターンを決めたあとに必要なのが柔軟性です。急な残業が発生したりすると、必勝パターンを守れなくなります。そのときに「総崩れ」にならないように、例外ルールを作って柔軟性を確保しましょう。
(例)食べ過ぎ対策……今日食べ過ぎたからといって挫折せず、明日はその分控えてバランスを取る。

[対策3]モチベーションを高める
最初の3週間でスタート時の初動エネルギーは燃え尽きてしまいがちです。そこで、モチベーションを保つための8つのスイッチをご紹介しましょう。

【スイッチ1】魔法の言葉
モチベーションが上がる魔法の言葉を自分に投げかける
例)「10キロやせてEXILEボディになる!」と朝から10回唱える。

【スイッチ2】習慣ドリーム
悪い習慣をやめたあとの夢を描く
例)ムダ遣いをやめ、お金を貯めて都内のデザイナーズマンションを購入する。

【スイッチ3】徹底ルーチン
行動メニューを具体的に決め、機械的にこなす
例)朝から夜までの理想のスケジュールを作る。

【スイッチ4】タイマー効果
タイマーを使って制限時間内に最大限集中する
例)ネットは30分だけと決めてタイマーをスタートする。

【スイッチ5】ご褒美と罰
ご褒美と罰を用意し、快感・危機感を上手にあおる
例)3カ月間、食べ過ぎをやめられたら、新しいゴルフセットを買う。

【スイッチ6】自分会議
毎日、行動を振り返る時間を取ることで、成果・成長を確認する
例)毎朝飲んだ量を振り返る

【スイッチ7】習慣ともだち
同じやめたい習慣を持つ仲間と切磋琢磨し、励まし合う
例)節約ともだちと家計簿を見せ合いアドバイスを交換する。

【スイッチ8】みんなに宣言
周囲の人に宣言することで自分を追い込む
例)お酒をやめるとフェイスブックで宣言をする。