似たフレーズと混同されやすい慣用句
【×】合いの手をうつ 【○】合いの手を入れる(「相槌を打つ」と混同されやすい)
【×】あかるみになる 【○】あかるみに出る (「明らかになる」と混同されやすい)
【×】いやが応にも 【○】いやが上にも (「否でも応でも」と混同されやすい)
【×】うんちくを垂れる【○】うんちくを傾ける(「説教を垂れる」と混同されやすい)
【×】汚名挽回 【○】汚名返上 (「名誉挽回」と混同されやすい)
【×】思いもつかない 【○】思いもよらない (「考えもつかない」と混同されやすい)
【×】口車を合わせる 【○】口車に乗る (「口裏を合わせる」と混同されやすい)
【×】横車を入れる 【○】横車を押す (「横槍を入れる」と混同されやすい)
【×】的を得る 【○】的を射る (「当を得る」と混同されやすい)
【×】食指をそそる 【○】食指が動く (「食欲をそそる」と混同されやすい)
【×】二の舞いを踏む 【○】二の舞いを演ずる(「二の足を踏む」と混同されやすい)
【×】馬脚を出す 【○】馬脚を露わす (「尻尾を出す」「襤褸を出す」と混同されやすい)
言語学者
滝浦真人
1962年生まれ。著書に『日本の敬語論』など。作法のコミュニケーションの経緯とその先を論じる『日本語は親しさを伝えられるか』(岩波書店)を刊行。
滝浦真人
1962年生まれ。著書に『日本の敬語論』など。作法のコミュニケーションの経緯とその先を論じる『日本語は親しさを伝えられるか』(岩波書店)を刊行。
(遠藤 成(プレジデント編集部)=構成)