打ち上げ花火のように一瞬華やかに見えても、すぐに消え去っていく成金たち。彼らの生態と没落していくその理由を探る。

本物の金持ち、富裕層と呼ばれる人は一体どのくらいいるのか。著書の『資産フライト』で富裕層のマネーマネジメントの実態をつぶさに紹介したジャーナリストの山田順さんは、次のように見ている。

「有名なキャップジェミニの調査は、富裕層をミリオンダラー(100万ドル)以上の投資可能資産を保有する人としていて、10年時点では全世界で1090万人でした。そのうち日本は173万9000人。でも100万ドルは現在の為替レートで約1億円。むしろワンランク上のビリオンダラー(10億ドル)、1000億円以上の資産家を想定して考えるべきでしょう。そうすると米国で3000人、英国だと1100人、日本はせいぜい200人でしょう」

資産1000億円以上といえば、まさしく“スーパーリッチ”で、それだけお金があると、その後は人生を楽しむことが第一の目的になる。すると彼らの生活が徐々に一体化し、スーパーリッチのネットワークが自然と形成されていくことに山田さんは注目する。