再雇用も再就職も独立も、定年世代にとって条件が厳しいことは間違いない。それでも、お金もやりがいも手にした「老後の勝ち組」たちは、現役時代にどんな努力をし、どんな準備を重ねてきたのだろうか。
「管理職ならできます」と言う人はいらない
定年後も会社が再雇用してくれるので安心と思っている人はいないだろうか。確かに高年齢者雇用安定法の改正で、2013年度から希望者全員の60歳以降の雇用確保措置が義務づけられた。しかし労働条件は別だ。
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7割の人は現役時代の「5割以下~最低賃金ギリギリ」
7割の人は現役時代の「5割以下~最低賃金ギリギリ」
キャリアカウンセラーの中村卓夫氏は「経営状況が厳しい時代であり、賃金をできるだけ抑えたいというのが企業の本音。残ってほしい人でも現役時代の給与の6~7割ぐらいでしょう。会社にとって重荷でしかない人も希望があれば雇わざるをえませんが、給与は5割を切る人も珍しくありません」と語る。
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