「人が交わる」ことで新しい価値が生まれる。職場空間を改革した4社のオフィスを見学してみた。

ガラス張りの空間が育む部門横断的交流

まず訪れたのは、日本水産の東京イノベーションセンター。研究施設というと秘密事項も多く閉ざされたイメージだが、この施設は驚くほど明るく開放的だ。4階までの各フロアは吹き抜け階段でつながっており、しかもすべてのミーティングルームはガラス張り。丸見えだ。「何話していたの? とざっくばらんに聞けるので、自然と会話が生まれるようになりました」(中央研究所/橋本朋子さん)。

以前は、同じ敷地内でも建屋は別であったため、他部署と打ち合わせをするにはアポが必要だった。「離れていましたし、顔を知らない人もいたので、他の部署へ行くときはよその会社に行くような緊張感がありました」(中央研究所/野口由里香さん)。

現在、ランチは全員が4階の食堂で摂るので自然と顔も覚える。顔を知っていれば話は早い。これまでになく気軽に「ここ教えて」「ちょっと来て」と声をかけやすくなり、部門横断的な交流が増えたという。

(岩田亘平=撮影)
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