「内容はいいのになぜか相手に伝わらない、企画が通らない」。ちょっと待って! その思い込みを捨てることから始めよう。「いいものと通るものは違う」と断言し、通すコツを教えるのは「本屋大賞」の仕掛け人・博報堂ケトル代表の嶋 浩一郎氏だ。

仲よくなりたい、距離を縮めたいと考えている仕事相手に送るメールは難しい。アポや業務連絡ならすらすら書けるのに、会話でいえば雑談に当たるものを入れようとすると、手が止まる人は多いのではないか。一度飲んだ相手に、用件だけですますのも悪くない。だが、ちょっとした一文で関係がぐっと変わることもある。僕は「一見仕事に関係なさそうだが、実は関係あること」を入れるのがいいと思っている。

ここでメール遣いの達人を紹介しよう。放送作家・小山薫堂さんの元秘書なのだが、彼女からメールをもらった人はほぼ全員、「僕に気があるに違いない!」と思ってしまう。