政治家が同じ過ちを繰り返す2つの理由
「可燃性の高さ」は、批判を受けやすい芸能人、企業経営者、富裕層などにも共通する、批判されやすいリスクです。酒の席やオフレコ、SNSへの書き込み、「ここだけの話」などはもはや存在しないという危機意識を持ち、うっかり発言やどぎつい発言は危険だという認識が必要です。
就任や昇進前の発言も、昇進後に評価される立場になるということです。
政治家といえば昔から失言はつきもの。これまで幾度となく失言が原因でさまざまなトラブルや、政変すら起こりました。大臣などの立場を失った人は何人もいます。
なぜ政治家は、過去の失敗から学べないのでしょうか。そしてこれは政治家だけに当てはまることなのでしょうか?
理由は大きく2つあると考えます。
「成功体験」が危機感を薄めてしまう
第1に、悪い情報が入りにくいことです。上り詰めた政治家という立場や組織のトップ、上級管理者のもとには、耳に痛い話ほど上がってきづらくなっています。部下は評価を気にして、悪い知らせを角の立たない形に丸めたり、隠したりします。
第2に、成功体験です。リーダーは、これまで数々の危機を乗り切ってきたからこそ、今の地位にいます。そのため、環境が変わっても「今回も大丈夫だろう」と考えてしまいます。これは正常性バイアスに通じる心理的傾向です。
異常な事態であっても、見慣れた「いつもの範囲」と思い込むことで、火災報知器が鳴っても「どうせ誤作動だ」と席を立たない人の心理と同じです。かつてはうまく行ったこと、切り抜けられたことが、SNS時代の今でも通用すると信じ込むことも該当するといえます。
では、どうすればよいのでしょうか。経営者やリーダーの方々に提案したいのは、次の3点です。

