※本稿は、石津ヒロシ『文房具ソムリエの手帳時間』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
自分の行動をコントロールしやすくなる手帳術
【石津ヒロシ(文房具ソムリエ)】「マネキャリ手帳」がデビューしたのは2023年だったと思いますが、手帳の反響はいかがですか?
【笠井裕予(マネキャリ手帳開発者)】2023年の3月21日に誕生してから、多くの方にご愛用いただいています。とくに経営者や自営業の方々から、非常にポジティブなフィードバックをいただいており、その反響に私自身も驚いています。
【石津】そうなんですね。最近は、AIやデジタルツールの普及が進んでいて、実際にまわりで手帳を使わない方も多いと感じます。笠井さんはファイナンシャル・プランナー(FP)でいらっしゃいますが、まわりの経営者の方々はどうでしょうか?
【笠井】私のまわりでは、ほぼみなさん手帳を使われています。とくに成功されている経営者の方々は、手帳を日常的に使っています。
【石津】このデジタル時代でも、経営者が手帳を使うのは当たり前なんですね?
【笠井】そうですね。手帳を持つことが一種の習慣となっている方が多いです。手書きで記録することや、目標を書き出すことで、自分の考えを整理したり、目的を確認したりする時間を大切にされているようです。
【石津】たしかに、手書きでアウトプットやスケジューリングすることは重要ですね。でも、経営者が手帳を持つ理由はそれだけではないように感じます。笠井さんは、手書きでアウトプットする意味をどのようにとらえていらっしゃいますか?
【笠井】手書きには独特の力があると感じています。成功する方々は、目的や目標が非常に明確です。そのため、大きな成果を上げて実現しておられるのだと思います。手帳の見開きに1年間の目標を書き込むことで、それを忘れないようにしている方がほとんどです。
【石津】経営者の方々が手帳を使う理由として、自分が達成したいことや目標をつねに意識するために書き留めているというのは納得ですね。
【笠井】目標を意識し、忘れないように手帳に書き込むことで、自分の行動をコントロールしやすくなります。それを部下にも勧めている経営者の方も多いです。

