「手書きの手帳がない」という状態をなくそう
1年間、手帳が続かないなら、そもそもの概念を変えるべきです。1年という期間を手帳に求めなくなれば、使いたいタイミングで使っていけます。
最初に購入した手帳が「どうも自分に合わないな」と感じたなら、途中からでも新しい手帳に切り替えましょう。
まずは手帳を使うモチベーションを下げないことが大事です。ここでも「3カ月1クール」と考えれば話は簡単。思い切って手帳を買い替えたり、日付なしの手帳を買い足したりしながら、どんどん手書きアウトプットを続けていきましょう。
とにかく、手書きの手帳がないという状態をなくしていくことが大切です。
1年という期間は確かに区切りがいいですが、あまり縛られるのはよくありません。1年間手帳を使い続けることができない、ということで罪悪感を覚えている方もいるかもしれませんが、ご自分を責める必要はありません。
今度からは3カ月単位で考えましょう。そうすると3カ月ずつ、いろいろ試しながら使っていくこともできます。1年単位ではとてもできなかったことですが、こんなところにも「3カ月1クール」のメリットがあるのです。
3カ月手帳のような日付なしの手帳には、自分で日付を入れていきましょう。
まずはパインブックの「日付シール」。月ごとのシールや「1〜31日」の日付シールなど、デザインや種類も豊富で、自分好みの手帳に仕上げることができます。
シヤチハタの「連結数字スタンプ ナンバリング」は小さな数字のスタンプで、1〜31日まですべて揃っています。必要な数字を組み合わせて使え、スタンプならではの風合いも楽しめるので、手帳づくりの楽しさがさらに広がります。
シールを貼ったり、スタンプを押したり、数字を重ねていく作業は、その月やこれからの3カ月を思い描く大切な時間でもあります。
少し手間をかけることで、手帳は「予定を書くもの」から、自分自身の成長を楽しむ1冊へと変わっていくのです。
1年単位の手帳はどう使えばいいのか
手帳を30年以上売ってきましたが、ここでは実際に文房具売場では手帳を年間でどんなふうに売っているかをお話ししましょう。
まず、9月に次の年の手帳を売場に一気に並べるわけですが、じつはその前、4月に次の年の手帳のラインナップを各手帳メーカーが一気に発表します。
ですからバイヤーは、次の年の手帳はどんなものが流行るのか、4月には予想してお店に並べる手帳を決めなければなりません。
9月から12月の4カ月で日付入りの手帳を販売し、その実績をもとに翌年の4月に展示会で見定めなければなりません。日付入りの手帳ですから、12月までに売り切れるように手帳を仕入れるわけです。
ということは、みなさんは9月から11月はじめくらいまでに手帳を選ばないと、お目当ての手帳に出会えないかもしれません。12月の終わりに、「そろそろ手帳を買おうか」と思う人、心当たりがありませんか?
私は「3カ月1クール」での手帳をおすすめしていますが、何も王道の1年単位の手帳を否定しているわけではありません。
むしろ、手帳は何冊かを並行して使うものだと考えています。また使う目的によっては、1年単位のほうが見返したりするのに便利な場合もあるでしょう。
ですから「毎年この手帳が必ず必要だ」という方は、9月から10月には手に入れておいて、手帳の移行期をつくってください。
今年の手帳から来年の手帳に移行する時間をしっかり使って、その年にあったことを振り返り、次の年に思いを乗せていくわけです。つまり、厳密には1年間使うというより、9~10カ月使って、うまく移行するということです。
そういう意味では、メインで使う手帳を決めておいて、プロジェクトごとに手帳を使い分けて複数手帳を使っている人の移行はスムーズでしょう。
スケジュールだけ移行する感覚になる方が多いからです。

