場が止まり始めた瞬間こそ狙い目

いずれの工夫においても、注意すべきは「いつ言うか」です。タイミングを間違えると、ただ会議を止める人になってしまうからです。たとえば、議論が勢いよく進んでいる最中に、「一度整理しましょう」「この方針でいきましょう」と割って入れば、周囲からは急ブレーキをかけているようにしか見えません。

本当に価値が出るタイミングとは、場が止まり始めた瞬間です。誰も次の言葉を出せない。意見は出尽くした。でも、結論だけが決まらない。「誰か、前に進めてくれないかな」という空気が漂い始めたとき、あなたの一言は大きな力を持ちます。

ここで、これまでにお伝えした(1)(2)(3)のテクニックを使うのです。「まずは暫定で進めますか?」と質問を投げ、「現状の論点は2つですよね」と要約し、「とりあえず、この方針でいきましょうかね」と言い切ってみる。そのタイミングさえ間違えなければ、止まりかけた会議は驚くほど流れを取り戻すはずです。

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