これから紹介する「ぬり算+」「かけ算パズル」のどちらも、答えが何通りも出るような式が縦横に組み合わされて作られています。解いている際に頭の中では、いくつもの式を同時に成り立たせるという作業が行われることになります。
解答を導き出すまでに何度も計算をすることになるので、計算力はもちろん、自分が当てはめた数字が合っているか、確認を繰り返すという仮説検証の力が身につきます。
解答を導き出すまでに何度も計算をすることになるので、計算力はもちろん、自分が当てはめた数字が合っているか、確認を繰り返すという仮説検証の力が身につきます。
「ぬり算+」――複数の式を同時並行で考える
【ルール】
盤面に並んでいる数字のうち、いくつかを黒く塗ります。そうすることで、各タテ列、ヨコ列で黒く塗られずに残ったマスの数字の合計が、盤外の丸付き数字に等しくなるようにしてください。
【ヒント】
・○の数字より大きい数字は、黒く塗ってしまいましょう。
・逆に大きな数字を作るためには、塗ってはいけない箇所もわかるはず。
・徐々に可能性を排除していくアプローチが有効です。
「かけ算パズル」――かけ算の連鎖反応を楽しもう
【ルール】
(1)○の中の数字は、そこに矢印が向いている□に入る数字をすべてかけ合わせたときの値を表しています。
(2)すべての□に当てはまる数字を入れましょう。入る数字は1~9までです。
【ヒント】
・組み合わせが1通りしかない積のところから解いていきましょう。
次回「図形力編」は2月1日更新予定です。
(プレジデントFamily編集部=構成 遠藤素子=撮影)