初代電動アシスト自転車の発売から20年。ゼロだった市場をどのように広げていったのか。マーケティング理論に基づき、4つの視点から見ていこう。

3.「価値ベースの値付け」で値崩れ防止

電動アシスト自転車は安いものでも7万~8万円、最も売れているモデルは12万~13万円である。普通の自転車の10倍以上だ。なぜ高くても売れるのだろうか。

「たとえば電動アシスト自転車が10万円とします。高校生が電車とバスで通学する場合、3年でどちらが得か、ということです」

そう話すのはパナソニック サイクルテック社長の小黒秀祐氏である。

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