黄が残した「最後の予言」はどうなる?

老朽ダムが各地で決壊し、当局が最高レベルの緊急対応を発動せざるをえない現実は、黄万里が描いた未来がいよいよ現実味を帯びていることを示している。

黄が予言した12項目のうち、まだ実現していないものが一つだけある。それは「最終的にはダムを爆破せざるをえなくなる」である。

三峡ダムは、外敵のミサイルによって破壊されるより先に、堆砂と老朽化と設計思想の破綻の果てに、中国自身の手で解体を迫られるのかもしれない。

「国家の誇り」として建てられた巨大構造物が、いまや国家存亡を左右する「最大の弱点」となっている。これこそが、誤りを認められない中国という国家が抱える構造的矛盾の、最も雄弁な象徴なのである。

(初公開日:2026年7月17日)

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