さりげなく「時間を管理している」
東大生の家庭に共通している習慣の一つに、「時間が管理されている」という特徴があります。時間が管理されているとはいっても、分刻みのスケジュールで行動が縛られているわけではありません。
むしろ、「やるべきこと」や「決めるべきこと」をきちんと設定しているため、自由時間とのメリハリが生まれます。
特に顕著なのが、食事の時間とお風呂の時間が一定であることです。
たとえば、夕食は19時、入浴は21時と日常生活の時間が決まっていれば、子どもは「その合間で、なにをするか」「決められた時間内で、なにができるか」を考えるようになります。つまり、このような家庭では子ども自身が“自分の一日の使い方”を意識する思考習慣が身についていきます。
一方、夕食の時間が毎日バラバラ、入浴時間も気まぐれな家庭では、子どもが「今日は何時から勉強するのか」と毎日考え直さなければならず、それだけでエネルギーを消耗してしまいます。
親の時間感覚を子供はマネる
この時間の意識は、子どもだけの問題ではありません。
親自身がどう時間を使っているかが、子どもの時間感覚を育てます。親が、「気づいたらスマホを30分見ていた」「なんとなくテレビを流していた」といった日常を送っていると、子どもも無意識にそのリズムをマネします。親が時間を意識していないのに、子どもだけに「時間を守りなさい」と言っても説得力がありません。
多くの東大生の家庭では、「夕食を準備する時間」や「テレビを見るのは一日何分まで」など、親側にも時間の枠が設定されているケースが多く見られます。親が時間を意識している姿勢を見せることで、子どもも同じように時間を意識できるのです。
東大式時間術でおすすめしたいのが、子どもに時間制限を設けて考えさせること。
「10分だけ自由に発想して、それから話そうか?」
「7時30分から8時までの30分間で、わかるところまで進めようか?」
こうした“時間内で考える習慣”があると、子どもは「どうすれば早く、自分なりの正解にたどり着けるか」といった思考回路を発達させていきます。これは入試や社会人生活に直結するタイムマネジメント力の基礎になります。




