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学歴別子どもを入学させたい大学ランキング

大学院・東一早慶など偏差値64以上の大学卒の親(A層)は、自分自身と同じレベルの大学への進学を子どもに求める傾向があった。また「日本の大学では、本当の学問が学べないと思う」など、日本の大学自体を否定してハーバード大学などの海外の学歴を求める傾向も他の層よりも強い。

MARCHなど偏差値64未満~55以上の大学卒の親(B層)は、自分の卒業した大学よりもワンランク上の大学狙いだ。理由として「自分が行けなかったから」などの憧れを感じている人が多い。特に早稲田大学の人気が高いことが特徴的で、私立大学の雄として高く評価していることがわかる。

MARCH未満などの偏差値55未満の大学卒の親(C層)は、上位大学はA層とB層と同じだが、それ以下では地方国立大学と私立大学の比率が半々程度である。「身内の出身校」であるなど情緒的なつながりを感じさせるコメントが多い。

短大・専門学校以下の学歴を持つ親(D層)の場合は、やはり上位にはAからC層までと同じ大学が並ぶが他層と比べて地方国立大学志向が強い傾向がある。志望理由は「近くだから」「安いから」という回答が多い。また、「よくわからない」という回答者も他層と比べて割合が高かった。「大学進学」そのものへの意識が低い可能性がある。

なお、「子どもの学歴が『出世、収入、成功』に影響するか」という質問に対して、「大きく影響する」「少しは影響する」と回答した人が全体の約80%も存在しており、子どもを持つ親の学歴に対する信仰心の強さを読み取ることができる。具体的なコメントとして「まず学歴がないと一流企業に入れないから」「学歴によって、ビジネスマンとしてのポテンシャルがある程度予想できるから」と指摘があった。

しかし、実際には現代社会における学歴信仰への揺らぎは確かに始まっているようだ。大学を中退し、ベンチャー企業勤務後、独立して社長生活をエンジョイしているNさん。20代前半の若さでありながら、彼女とのデートにリッツ・カールトンのスウィートルームは定番だ。Nさんは自信たっぷりに語る。「学歴は自分には意味がないです。たぶん学歴は『負け犬』にとっての最後の心の拠り所ではないのですか。ちょっとかわいそうです」。

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