予定利率は1%を切るまで縮小する
公的年金である厚生年金の不足を補うために「個人年金保険」に加入している人は多い。個人年金保険は保険会社が販売している金融商品。毎月払いの保険料積立型で年金種類が確定型(定額型)の場合、保険料払込期間終了後(据え置き期間がある場合はその後)、積み立てた保険料に配当等を上乗せした年金額を契約時に決めた年金支払期間だけ受け取れる。
だから安心というわけではない。理由は明快である。
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年収500万程度なら、実質利回りは1.29%
年収500万程度なら、実質利回りは1.29%
デフレ脱却を目指す安倍政権と日銀は物価安定目標(インフレ率)を2%に据えている。一方、2000年代に加入した個人年金保険の期待利回りである「予定利率」は1.5%程度のはず。インフレ率2%に対して予定利率1.5%という比較だけでも年金がインフレに追いつかないことは明らかだが、その差は0.5%にとどまらない。また保険料は保険金の支払いなどの財源となる純保険料と、保険会社の運営に必要な費用になる付加保険料で構成されているので、保険料がまるまる年金の原資として積み立てられているわけではない。そうやって“保険の皮”をむいていくと1.5%という数字は1%を切る程度まで縮小してしまう。
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