最も嫌いな軍人

「今はひどい歌詞だと思いますけどね。そのときは、別に何とも感じていなかった。よくわかっていなかったんだと思うんですけどね。でも、『どうせ死ぬんだ』みたいなことを言うとかっこよかったんです。俺は怖くないぞ、と10代はみんなそうでしたね。死ぬことをいやだと言いにくいところもありました。そんな人は誰もいないから」

徴兵は17歳からだから、あと2年経てば西村は戦地へ行っていた。

西村は最も嫌いな軍人として開戦時の首相だった東條英機を挙げ、その「極端な精神主義と、極端に説教好きなところ」を糾弾する。