明確な「成功のビジョン」
筆者がMrs. GREEN APPLEの3人に初めて会ったのは2023年のこと。「ダンスホール」や「ケセラセラ」といった楽曲がヒットし、初のドームライブを成功させるなど「国民的バンド」として本格的なブレイクを果たそうとしていたタイミングでの取材だ。
驚いたのは、大森の視座の高さだった。メジャーデビューは2015年。その頃から、単に「売れたい」とか「人気者になりたい」ではなく、明確な成功のビジョンを思い描いていた。バンドの結成当初から「大衆に届ける」という理想を掲げていた。小さなライブハウスのステージに立っていた10代の頃から、アリーナやドームのライブを想定して練習やリハーサルを重ねてきた。将来を見据え、高い理想を形にしてきた。大森はこう語っている。
「ポップな方面に間口を広げて全力でやりたいという思いは常に変わらないですね。バラエティ番組に出たい、自分たちの番組を持ちたいという話も結成当時からしていました」(GQ JAPAN「Mrs. GREEN APPLE メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アーティスト賞――“若者に人気”を払拭した、全世代バンドの新境地」2023年12月8日掲載)
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