ヤフオクで1万円で落札した江戸時代の本
ヤフーオークションには江戸時代以前の古い本があれこれと出てきます。
つい最近も、元禄6年に京都で出版された、『宝物集』(平康頼著)という説話集が出ました。私は何気なく1万円くらいで入札しておいたら、幸いに落札できました。
届いてみると、元禄6年の原装のまま、非常にきれいな刷りで、保存状態も万全な善本でした。そんな本が私の手許に落ちてきたのは、一種の巡り合わせで、なぜかその本はオークション出品期限が短く設定してあって、あっと言う間に終わったので、古書店との競合もほとんどなかったかと思います。
到着して実際に見たらとてもよい本で、こういうのはオークションの大いなる楽しみです。
近頃はまた、江戸後期の『日本名山図会』という本を落札しました。古書市や古書店店頭で買うと10万円以上する本が、その何分の一かの価格でスポッと落ちて、私のところに来たのは大変ありがたいことでした。
ヤフオクで“お宝本”が見つかるワケ
こうしたヤフオクに出ている本は、親の家の本棚に遺されていたとか、たまたまお蔵に入っていたとか、そういうものが多いのだと思います。
地方であれば、古本屋などが近所にないから、ヤフオクに出した方が便利だというわけで、ヤフオクに出して、たまたま何人もの人が目を付けて競合すれば高くなるけれど、そうではない場合は安いまま落ちる。
ヤフオクでは勝手にAIが私の落札傾向などを勘案して、「この人であればこういう本を買うだろう」というものを追って表示してきます。そういうところから、私の目には入ったけれど、たまたまそれが古書店の人たちの目には留まらなかったのだろうなと思っています。
そういう意味では、本を集めるにはヤフオクはなかなかおもしろい世界です。

