現在進行中の「常識の亀裂」

こうした事態を考えるためのキーワードが「常識の亀裂」である。ここでの亀裂とは、これまで自明視されてきた常識や世界観に生じるずれを指す。

この「亀裂」がもたらす深刻な影響は、近年各地で見られるようになった、実家の親とYouTubeをめぐる、ある悩ましい問題を具体例とすれば分かりやすい。つまり、久々に実家に帰省してみると、親がYouTubeにはまり極論を主張するようになってしまったという、今や珍しくない現象のことだ。

プレジデントオンラインの記事“「孤独な親」はいつ陰謀論にハマってもおかしくない…実家に帰省した時にやっておきたい「再生履歴」の大掃除”が示唆するように、もはや彼らは身近な存在になってしまった。