最も怖いのは「悪意」ではなく「無意識」
成田さんが演じた信治の姿から人間の内に秘める恐怖の正体がチラチラと顔を覗かせる。
人は必死になっているときは、周囲の声が聞こえなくなる。たとえ忠告されても耳に入らない。まさに信治がいい例だ。「自分は被害者だ」と思い込んでいる人間ほど、他者への攻撃が残酷になる。自分は正しいことをしていると信じているため、ブレーキが壊れているのだ。この「無意識の暴走」こそが、現代社会の最も深い病理である。
「無意識の暴走」を止めるために必要なことは、いかに正しい情報を掴めるかだ。
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