総合型選抜で鍛えた能力が大学でも役立つ
絢斗くんは、現在、中央大学法学部に在籍しつつ、ロースクール進学のために猛勉強中です。大学の成績は上位5%以内です。
「日比谷高校や西高校、国立高校といったトップ都立高校出身の友達より成績がよかった。人生で初めて、自分が認められたような気がして、大学生になって自信がついた」
と、絢斗くんはうれしそうに語っています。
総合型選抜で身についた能力(大人に話す、読む、書く、議論するなど)が大学で学ぶ上で役に立っていることが大きいでしょう。
大学では近年、大学1年の段階からゼミのような、ディスカッション(話すことや議論すること)を伴う少人数授業が増えています。
総合型選抜で入学した絢斗くんのような人は、このタイプの授業で本領を発揮します。面接対策で鍛えられてきたからです。
さらに海外の大学や大学院への進学の際も同様です。そもそも総合型選抜という入試制度は、アメリカの大学入試を参考にして設計されました。ですから、総合型選抜の準備は、海外大学への留学や大学院入試で有利になることも注目するポイントです。
法学を学ぶと、頻繁に海外の法律との比較も出てきます。そのため絢斗くんは、できれば奨学金をもらって、海外の大学・大学院に留学することも希望しています。
絢斗くんは英語が苦手でした。ですので、高校基礎レベルからやり直しをしています。勉強後半年で、英検5級から3級レベルになりました。現在は2級に達し、目標は、大学2年終わりまでに準1級を取ることと意気込んでいます。
絢斗くんは最近、弁護士になろうと決意しました。「総合型選抜」で身についた話し方、議論する力も一つの武器にしたいとも考えています。
ロースクール入学後、そして将来、弁護士になってこの武器を活かせるよう、自営業をする父親の紹介で知り合った弁護士と、毎週1回、1時間のセッションをして訓練しています。1時間2万円と少々割高ですが、その「リターン」は余りあると言えるでしょう。


