江戸時代創業の老舗「呉服系百貨店」
百貨店は、その出自をみると、江戸時代からの老舗呉服商から転換した呉服系百貨店と、鉄道会社がターミナル駅の利用客へのサービス向上のために作った電鉄系百貨店の2類型に大別されます。
大手百貨店は今でこそ、三越伊勢丹、高島屋、エイチ・ツー・ オーリテイリング、J-フロントリテイリング、そごう・西武の5社ですが、かつては多くの企業が存在していました。中でも、呉服系百貨店と呼ばれる、江戸時代の呉服商から発展した百貨店に松坂屋、白木屋(後の東急百貨店)、越後屋(後の三越)、大丸、高島屋、そごう、などがあり歴史ある老舗からの転換組なのです。
その他、地方百貨店の中でも、福岡の岩田屋、仙台の藤崎、岡山の天満屋、甲府の岡島、盛岡の川徳、金沢の大和(だいわ)など、多くの名門地方百貨店も呉服系百貨店にあたります。
百貨店が長きにわたって小売業の名門とされたのは、こうした老舗としての「格の高さ」もあってのことです。呉服系百貨店は、一般的に旧市街の中心市街地に立地し、町全体の集客を担う存在になっていったのです。
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