「私からは誰にも依頼していません」

深夜という時間帯であることに加え、多忙を極める選挙活動中であることから、返信はないだろうと考えていた。「もし返信があれば幸い」という程度の思いであった。その際、「事の真相については、X(旧Twitter)で公開されてはいかがでしょうか」という提案も添えておいた。

すると、しばらくした午前1時前、高市総理から1通の返信があった。このメールの内容について、皆様と情報を共有したいと思う。メールの文面をそのまま読み上げる。

高市総理からの返信内容は以下の通りである。

「私からは誰にも(代役を)依頼していません。選挙公示日から右手指関節が2本曲がり、腫れ上がっていたところ、木曜日(1月29日)と金曜日(1月30日)の演説会で手を強く引っ張られてアウトでした。私は関節リウマチ患者であるため、関節が弱く壊れやすい状態です。

金曜日から遊説のキャンセルを党本部に依頼していましたが、キャンセルはできないとのことで、日曜朝にようやく医務官に消炎処置とテーピングをしてもらい、午後から遊説を再開することになりました。多分、党本部がピンチヒッターとして田村憲久先生にお願いしてくれたと思います。今も毎朝、医務官に消炎処置とテーピングをしてもらいながら遊説を続けています。選挙後に病院でレントゲンを撮ります」

という返事が返ってきた。

新着メールの通知に気付いた男性
写真=iStock.com/champpixs
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出演を前提に予定を組んでいた

さらに、続けて次のような回答もあった。

「総理秘書官に聞いたら、日曜朝はNHK出演のために演説出発を遅めにしていたので、膠原病(関節リウマチ)などの専門医である医務官に日曜朝に治療してもらえば(出演に)間に合うということで、NHK出演のために遊説を遅めにしていました」

もともと高市総理は、NHKに出演するために遊説の出発時間を遅めに設定していた。つまり、出演することを前提にスケジュールを組んでいたのである。遊説のスタートを遅らせてまで、出演の準備を整えていたということだ。