脳によくない使い方2:ずーっと動画を流しっぱなし

YouTubeなどで動画を一度見ると、それに関連する動画が次々と流れてくるようになります。それらを「流しっぱなし」にしていませんか? 実はこれは脳の機能を落とす可能性があることが、複数の科学的研究で示されています。

イギリスで50歳以上の成人3662人を対象に行われた研究では、1日3.5時間以上テレビを視聴する人は、6年後に言語記憶の低下が見られることがわかりました(※1)。この関連は、運動習慣や社会経済的状況などを考慮しても変わらなかったのです。

なぜ動画の「流しっぱなし」が脳によくないのか。研究者たちは、テレビや動画視聴が「注意を向けさせるが、焦点が定まらない脳の状態」を作り出すと指摘しています。画面では画像や音、動きが次々と変化しますが、視聴者は受動的に情報を受け取っているだけ。インターネット検索やゲームのような「能動的な」関わりがないため、高次の認知処理が十分に刺激されないのです。