セツは“弱った八雲”を献身的に支え続けた
なにしろ、2月頃、八雲はセツとの関係を深めていく一方で深刻なノイローゼになっている。2月半ばと推定される、英語教師の西田千太郎に宛てた手紙では、不眠に苦しんでいたことも記している(池野誠『小泉八雲と松江:異色の文人に関する一論考』島根出版文化協会1970年)。
ようはノイローゼに苦しんでいた時期と、結婚した時期が一致するわけだ。
これは、別に変なことではない。八雲に松江の厳しい冬と、ノイローゼに耐える活力を与えてくれたのは、間違いなくセツだった。
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