「警察よりギャングが強い国」への不満
エルサルバドルには民主的な憲法も裁判所も警察も存在しており、制度上は民主主義国家である。ただ、その制度が機能していたかというと、健全というにはほど遠いほど、機能不全に陥っていた。
ギャングが街を支配し、恐喝が日常化し、警察は立ち入れず、司法は信用されていなかった。夜はもちろんのこと、昼間でさえ安心して街を歩くことができない。国民は「自分の身は自分で守れ」を実践するしかなかった。
政府は国民の生活を守らず、国家よりギャングが強い国である、と多くの国民が認識していた。
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