米国全土を舞台にした体験の消費

これは、単なる多忙なアイドルの移動記録ではない。日付変更線という概念上の境界を物理的に超えることで、1日という定義を自らの足で拡張した「タイムトラベル」の成功例である。時差を利用した移動は、単なる贅沢な旅行ではなく、時間という概念そのものを自らの手で操作する、知的で独創的な体験なのだ。

相葉のような大規模な国際移動には高いハードルを感じるかもしれない。しかし、実はもっと身近な場所でも同様の体験は可能だ。広大な国土と複数のタイムゾーンを持つ国家、アメリカ合衆国がその好例である。

アメリカ本土には、東部標準時(EST)から太平洋標準時(PST)まで4つのタイムゾーンが存在する。アラスカやハワイまで含めれば、その数は6つにまで広がる。例えば、ニューヨークのタイムズスクエアで伝統のボールドロップを見届けた後、即座にプライベートジェットに乗り込み、西へと進路をとればどうなるか。