朝は王様、昼は貴族、夜は貧者のように食べる

西洋には「朝は王様のように、昼は貴族のように、夜は貧者のように食べなさい」といういい伝えがあります。

牧田善二『すごく使える栄養学テクニック』(日本実業出版)
牧田善二『すごく使える栄養学テクニック』(日本実業出版)

この言葉通り、本当は朝食に最もウエイトを置くのが良いのですが、忙しい朝にはどうしても時間はかけられません。でも、昼食や夕食には、朝食よりも多くの時間を確保できるでしょう。

そこで私は、朝食・昼食・夕食の割合を、3:5:2とすることをすすめています。かつ、糖質摂取量については、5:5:0となるくらいが理想です。

つまり、夕食は炭水化物抜きのおかず中心で、ワインでも飲みながら時間をかけて楽しむのが良いでしょう。

夕食をたくさん食べる習慣がある人は、最初は物足りなく感じるかもしれません。しかし、腹八分目くらいで夕食を済ませると、夜中に胃のあたりの不快感で目覚めることも減りますから、睡眠の質が上がったことを実感するでしょう。

そして、目が覚めたときから空腹になれば、朝食もしっかり食べられます。こうして、活動量の多い時間帯に食事の大半を摂る、良いサイクルを回せるようになるのです。

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