7~8時間の質の良い睡眠を確保
肌細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)は、睡眠中に特に活発化します。質の良い睡眠を確保できていないと、ターンオーバーが乱れ、古い角質がスムーズに剥がれ落ちず、くすみやニキビ、シミ・シワなどの原因になることがあります。また、睡眠不足はストレスホルモンの分泌を増やし、血行を悪化させ、栄養素が肌に十分行き渡らない状況を生み出します。
肌年齢を若く保っている人たちは、単に長く寝れば良いとは考えていません。彼らは「質」を重視します。寝る前のスマートフォンやパソコンの使用を控え、入眠前に暖色系の照明でリラックスし、ヨガや軽いストレッチで体温を少し上げ、湯上がりのリラックスした状態でベッドに入る――こうした小さな工夫が、深い睡眠をもたらします。安定した睡眠は翌朝の目覚めをすっきりさせ、肌の水分保持力も高まりやすくなります。
乾燥は肌の大敵、しっかり保湿を
年齢による肌老化のサインは、シワやたるみに加えて、乾燥というかたちで現れることが多いと言われます。加齢とともにセラミドや天然保湿因子(NMF)が減少するため、角質層に潤いを閉じ込める力が弱まり、外部刺激に敏感な状態を作ってしまいます。そのため、若々しい肌を保つために欠かせないのが「保湿クリーム」の存在です。
保湿クリームは、化粧水や美容液で補給した水分が蒸発するのを防ぎ、さらにバリア機能をサポートします。特に、ヒアルロン酸やセラミド、スクワランなどの保湿成分が豊富に配合されたクリームは効果的。乾燥する季節はもちろん、エアコンの効いたオフィスや就寝中の乾燥した室内では念入りなケアが求められます。
また、朝晩のスキンケア時に保湿クリームを塗るだけでなく、日中も乾燥を感じたらミスト状化粧水や軽い乳液でこまめに潤いを補給する習慣がある人は、肌年齢を若く保っている傾向が強いです。常に「自分の肌の状態」を観察し、適切なタイミングで水分・油分バランスを整えましょう。

