5分の下準備でスープがプロ級になる

私がホットクックでよく作るのはスープ系です。たとえば、具材と少量の水、全体の分量の5%相当にあたる味噌を入れて、手動メニューの「かきまぜあり・2分」でセットをすると、おいしいお味噌汁が約15分でできあがります(私の作業は具材を切って入れるだけなので実作業は5分程度)。

来客があるときは、かぼちゃのポタージュも自動メニューで作ります。かぼちゃと粗いみじん切りにした玉ねぎ、少量の水、全体の0.6%の塩を入れてスイッチを押したらほぼ完成。

かぼちゃと玉ねぎは自動でかき混ぜながら柔らかく煮込んでくれるので、後は仕上げに私が牛乳や豆乳を入れて仕上げます。そうすると忙しくてもほったらかしで、玄人はだしのおいしいかぼちゃのスープができ上がります。

ホットクックがなかった頃は、別で蒸したかぼちゃを裏ごししたり、フードプロセッサーで細かくしたり、その後また別の容器に移し替えたりなど、大変な手間がかかっていました。

でもホットクックが来てからは、カレーでもシチューでもポタージュでも、材料を入れてスイッチを押せばでき上がるので本当に楽。フードプロセッサーもいりません。

パンプキンスープ
写真=iStock.com/kazoka30
※写真はイメージです

炒め物や煮物は「ヘルシオ」が最強

冷蔵庫にいろいろな素材が余ったときは、なんでもホットクックに入れて、少量の水とカレールー(フレークタイプがおすすめ)を入れて、カレーの自動メニューのスイッチをポンと押せば、おいしいカレーの完成です。こちらもヘビロテメニューです。

炒め物や煮物もできないことはないのですが、これはどちらかというと次にご紹介するヘルシオ(ウォーターオーブン)の方が得意なので、ホットクックには完璧なスープや完璧な味噌汁、完璧なカレーに完璧なシチューを任せると時短になります。

ホットクックと並んで私が超ヘビーローテーションで使っているのがヘルシオです。ヘルシオには基本的に、ホットクックが作ってくれるスープや味噌汁類以外のすべてのものを作ってもらっています。

ヘルシオの正体はなにかというと、家庭用のスチームコンベクションオーブン(レストランやホテルなどの業務用厨房で活躍する万能調理器具)で、こちらもホットクック同様、材料を入れればボタン1つ、ほったらかしで料理ができる心強い味方です。

オーブン機能だけでなく、グリル機能や、水を使った調理であるウォーターオーブンやウォーターグリル機能もある他、「ソフト蒸し」(100度ではなく70度や80度に設定できる)機能もあります。搭載されているセンサーが食材の状態を見極め、おいしく料理を仕上げてくれるので、ダイエット中の人にはうれしいサラダチキンも簡単に作れます。