「ヘルシオ」以外のメーカーの感想
そんなヘルシオを持っていても、多くの人が単なる電子レンジとして使っていることがありますが、それではもったいないと思います。ぜひ調理に使ってほしいのですが、温め直しで使う場合も、たとえばちょっとしたおかずを温めるときは「揚げたてサックリ」「焼きたてふっくら」「蒸したてしっとり」などの機能を使えば、カラッと、あるいはしっとり温めることができるので、ごはんもおかずも、電子レンジの温めとはまったく違う、でき立てのおいしさを取り戻せます。
私はコストコの36個入りのディナーロールが好きなのですが、当然1日では食べきれないため、これだけは冷凍庫に入れ、食べるとき1個から2個を「焼きたてパン温めの冷凍モード」で温めます。そうすると焼きたてのような状態を味わえて最高です。
ヘルシオ以外にも似たもの、たとえばパナソニックのビストロや東芝の石窯ドームも使いましたが、残念ながらたっぷりの水蒸気、すなわち過熱水蒸気を使って、食品の酸化や乾燥を防ぎながら、温めたり、仕上げたりする機能は、ヘルシオが最も得意とするところだと感じています。他のメーカーがこの点において追いつくまでは、私はヘルシオ一推しで行こうかなと思っています。
「食洗機」の導入も欠かせない
効率的に自炊を続けるなら、万難を排して食洗機を導入した方がいいでしょう。どんなに小さいものでもこれがあると全然違いますし、可能であれば賃貸でも、持ち家でも、ビルトイン型が1つあると、まったく生活が変わります。
それこそ掃除機や洗濯機のない家庭はないと思いますが、海外では食洗機のない家庭というのは一般的にはほぼありません。それに対して、日本はなぜか手洗い信仰が強くて、食洗機があまり普及していないのです。
共働きの夫婦間では、食事の用意は楽しいものの皿洗いに関しては、あまり楽しくない作業と考える人が多く、その分担は常に問題になりがちです。
私も娘と2人暮らしですが、気をつけないとすぐに娘の食べた食器が台所のシンクの中に散らかります。これをもし手で洗うとしたら、私も毎回怒るでしょうが、自分の食べたものと一緒に食洗機に入れてちょっとスイッチを押すだけならば、なんの苦もありません。
いまどき洗濯を手でする人はまずいませんが、なぜか洗濯物と同じくらいの量が出るお皿に関しては、手洗いする人が大半です。手洗いをすると基本的には汚れもよく落ちませんし、清潔度も下がるため、洋服同様、お皿、そしてできれば鍋類も、なるべく食洗機を使った方がいいでしょう(なので容量が大きいビルトインがおすすめ)。


