冬場に発生するのは、鳥インフルエンザウイルスの宿主であるカモがシベリアから日本に飛来するからだ。カモがネギではなく、ウイルスを運ぶのである。鳥インフルエンザのウイルスは腸内で増える腸管ウイルスで、カモの糞に多量のウイルスが存在する。その糞に触れた小鳥や小動物(ネズミなど)、昆虫が鶏舎の隙間から入り込んでニワトリがウイルスに感染する。
最多の発生は2022年度のシーズンだ。2022年10月28日から翌年4月7日の半年足らずの間に26道県で84例が確認され、計1771万羽ものニワトリが殺処分されている。ほとんどのウイルスのタイプが毒性の強い高病原性のH5N1だった。
鳥インフルエンザの発生をさかのぼると、日本では2004年1月、山口県阿東町の養鶏場で79年ぶりに確認され、それ以来、毎年のように流行が繰り返し起きている。阿東町は山口県の北東部にあった町で、2010年1月に山口市に編入された町である。
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